この頃すでに、学校の仲間うちでは四天王と称されていた我々はどんどんその噂は広まっていった・・・。
当時ゲーセンに出入りするのは不良と称される人種のみであり、我々はそれはちがうだろう〜ともちょっぴり思ったのだが現実は皆の知るとおりである(爆)<不良ばっか
そして毎日のゲーセンが祟ったのか不良(上級生の方々)にも目を付けられ何かとクリアー出来ないゲームを変わりにやらされた事もあった(別の意味ではラッキーだったけど(笑)だって只だし!)そんなある日、我々四天王(3人だけどね)の前に行く手を阻むゲーマーが登場した。彼は独特の連射形態でプレイしており更に今でこそメジャーな操作方法であるが「すくい(*1)」を多様していた・・・
(*1:すくい とは中指と人差し指で間にレバーをはさんで操作する方法である)
当時我々は「かぶせ」しかできなかったのだが 彼の操作方法に衝撃を覚え我々もだんだんと「すくい手法に」プレイスタイルを変えていった・・・また彼の独特の連射形態なのだが 恐らくどんなゲーマーも見たこと無いでしょう。私は今まで彼しか見たことないです(っていうか一般人じゃ無理・・・)
どんな形態なのかと言うと・・・「手首で連射」
はぁ?? と思うだろうが確かに手首で連射してるのである(笑)
細かく言えば 手首を超高速に痙攣させ上限に微妙に移動しながら5本全ての指が別々に連打状態に動いているのである。私は彼に衝撃を覚えた・・・な なんだこの人・・・
右手別の生き物なんじゃないか?? っていう位 実際みると凄いのである(笑)普通の人がみると恐らくただ手全体でバンバン叩いてる様にしか見えないだろうが、あれは明らかに違う(笑)
次の日、あべしくんを誘ってゲーセンに行くと昨日の彼はいた・・・
あべしくんに彼の動き見ててごらん、凄いよ!って言った。あべしくん彼の動きじゃなくて画面ばかりみてる・・・<やっぱ馬鹿だ(笑)画面じゃなくて手さばきを見ろと耳元でささやいた・・・
あべしくん脅威の ドビックリである!!(爆)
「な ななにぃぃぃ」とか叫びやがった<あべしくん
ちょっと恥ずかしかった隣にいたボク・・・
一瞬ゲーセンにいたお客さん達がこちらをみたので しらんぷりをしていた(笑)
だって不良こわいし・・・>_<
まさにオーマイゴットな衝撃を受けたらしい<あべしくん
彼からちょっと離れて 「彼どうだった?」と聞いてみた
すると・・・「あの人何者?? なんか手の動きがぁぁぁ ウガーーー」<奇声発してた。はやり彼もゲーマーとして感じたんだろう・・・
彼こそがニュータイプだと!(爆)
それから彼の連射手法を研究し我々は彼の連射法を・・・・
「超連射」と名付けた
(さすが厨房の付けるネーミングセンスである(爆)
学校に行っては暇になると机の上で「超連射」を練習するがあまりにも疲労が激しくて
もって30秒である・・・<ほんとだよ! やってごらん
手首が強烈に痛いのである・・・はやいあの連射はニュータイプにしかできないのだろうか?!我々は幾多の日も練習した・・・しまいには肩にこの連射をするとものすごく「ツボ」にはまり。気持ちがいいという事を発見し ところかまわずやって上げた(爆)
(特に女の子気持ちよさそうな顔してたヨ!(爆))
そして最終的に出した我ら3人の結論は・・・
あの連射法は無理! 人間の手の動きじゃない!! という結論を出した(爆)
いや実際には出来ることは出来るのだが もって1分だろう・・・まるでエヴァンゲリオンみたいだ・・・
しかし彼の手法を用いると確かに通常よりも格段に高速連射が行えるのだ。当時ハドソンから出ていた連射スピードをはかるマシンその名も「シュウオッチ」にて計測したところ・・・我々の痙攣連射では約170発前後、こすりだと200〜250前後であったのだが彼の「超連射」を使うと・・・
なんと平均230をマークするのである!
この数値はこすり連射を行った時とほぼ同じと感じて良いだろう・・・しかしこすり連射も時間制限つきの技だ・・・多様すれば爪がボロボロになり最悪ゲームができない指になってしまう(爆)<体験した人も多いでしょう、こんな問題を解決するため20円のガチャガチャのカプセルに指入れて防護してんだけど これ以外とだめ(笑)連射中にすっとんでくし(笑)
っという事で脅威の真実が分かった「超連射」であったが
クラさんがここで「超連射」を改良したので試してくれと提案された。
クラさんの研究によると「あの5本の指の高速運動は恐らくピアノやってるから出来るんだろう」という発言があり、何故?と問いただしたら「家の姉貴が出来た」なんていいやがった・・・!なにーーーーー あの「のぞみ」がーーーー!!<ブスです・・・
あべしくんと私は声そろえて姉貴呼び捨てである(爆)
おのれ・・・こんな所にニュータイプが居たとは・・・
かくして「のぞみ」を呼びつけ 実際にやらせてみる・・・
「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・」
さすが模造した「超連射」とはいえかなりの完成度だ・・・
しかも間近で見ると殆ど連射時の音があまり聞こえない、これが隠し味だったのか!
っとほざく あべしくん だが馬鹿なのでほっとく・・・クラさんの結論から一般人では「超連射」は難しいだろうという答えを聞かされるなぜなら独立した5本の指をバラバラに高速で動かせるなんてピアノ師くらいのもんだ
あべし「では 我々は彼を越える事はできないのか?」
クラ 「いや だから私が改良した手法であれば君達でも可能」だと
(同い年のくせに何故か偉そうにしゃべるヤツ↑)
なんと!我々にも出来る新連射を編み出して来たのか!?
(さすが偏差値70!! <あまり関係ない(笑))
私 「でその手法とは?」
クラ 「うむ・・・ 実際にやってみせよう」
あべし「おおお・・・何時になく偉そうだ」
クラ 「まずは通常の連射から・・・そして超・・・」
あべし「ぬぉぉぉぉぉぉお!!!!!」
私 「!!」
そこには我々がなし得ようとしたまさに究極の連射があった。すぐさまシュウオッチで計測させると260マーク素晴らしい・・・こすりに且つ連射など今まで見たことがない
(当時は原理上不可能だと思っていた:p)
そしてその連射法を我々は「超連射・改」と名付けた
(ちなみに現在でもこの連射を人がやっているのは見たことがない)
(まさに我ら3人だけの奥義と呼べる連射なのだ・・・たぶん)
実際にどのような連射なのかというとだ・・・
説明が難しいのだが手首のスナップを原理とした速射とも言うべきか・・・まずこの連射を行うに当たって適度なタイミングで手首、指、手の平を動作させられるようにならなければ修得は出来ない(笑)原理として手首をテーブルにぶつけた衝撃波+指先の微連射+手の平による上下運動」という3つから成り立っている
テーブルにぶつけた瞬間に発生する手の揺れを利用しこの揺れを手の平で上下に移動させ更に5本の指を1つに固めた状態(親指に他の指を集めた形)の指による指だけの連射である・・・・・(分かった?^^;;;)
この爆発的な連射速度をもってすればシューティングも楽勝である
こうして「超連射・改」を身につけた我々であったが
あまり多様せずにボス戦などでのみ使うことにしたのであった
何故なら・・・多様すると右手が不安定になるからである・・・
他に「超速射」等もある(笑)
これもその名の通り、単発速射である・・・大体一度の衝撃波で6〜7発は連射可能更にこれに高速運動と微連射がくわわったのが「超連射・改」なのだ